いくつになっても挑戦することは、良いことだと思う。
55歳で、脱サラして喫茶店を始めてみるとか。
60歳をすぎてボディービルを始めて大会に出るまでになるとか。
シニアの陸上大会で、若い人よりも好成績を残してみたりとか。
人間、挑戦することは素晴らしい事だと思う。
バイトの時の話なんですけどね。
今日も日曜日なので、混んでるわけですよ。
ゼゾンカードの日だか、なんだか知らないけど客がワサワサと現れるわけですよ。
もう、オマエラどこに隠れてたんだってくらい混むわけです。
まあ、それで今日もウンザリしながら客をさばいていたら、切れ目ができたんですよ。
今までレジに列ができていたのが嘘のように客が引いたんですね。
そしたら、一人の老人が本を持ってフラリとレジに現れたんですよ。
まあ、相手は齢70ぐらいになろうかという老人です。
しかもレジに客はなし。
親切に「いらっしゃいませ」とか、言いながら本を受け取ったわけです。
で、いつものようにレジに通した時に本のタイトルが偶然、目についちゃったんですよ。
その本が、「スローセックス~」
・・・。
もう、タイトルのその先を読むことはできませんでした。
齢70ぐらいの老人がスローセックスの本を購入。
ありえない!!
いや、待て。
人にあげるのかもしれない。
ほら、カバーしてとか言ってるし。
そうだ、人にあげるんだ!!
って、袋にいれないの?!
え?もしやブックカバーは人に見られないため?
・・・。
いや、じーさんも色々考えた末の決断かもしれない。
フラリと本屋を訪れるじーさん。
本をみながら、ふと物思いにふける。
そういえば、最近は若い頃ような熱いパッションがない。
若い頃は、情熱もあったしセックスだって激しかったのに・・・。
今は、孫にすら相手にされない。
もう一度、あの頃の熱いパッションを!!
すると、ふと目に付いたスローセックスの本。
もしかしたら、これなら激しくはできなくともセックスで燃える事が!!
最後にばーさんを抱いたのは、かれこれうん十年前。
わしだって、その気になればセックスぐらい!!
よし、この本を読んで今夜あたり・・・。
わしだって、まだ挑戦できるんじゃ!
とか、妄想してたら何時の間にかレジの前に列ができてました(ダメポ
うん、いくつになっても挑戦することは大事だよね。
たとえセックスでも。
心のなかで、心臓麻痺を起こさないように祈るヨウジュでした。
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